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英語ワンポイントレッスン

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kushami.jpg (6479 バイト)Bless you

“お大事に”

昨日ロンドンへ来て3週間目の英語学校生が事務所を訪ねてまいりました。 いろいろと世間話に花を咲かせていましたら、ふと彼がちょっと聞きたい事があるのですが...と切り出してきました。 そろそろホームシック?などと考えながら聞いてみますと、“藤原さん、レス ユーってどういう意味ですか?”。 レス ユー??? えっ、どういう意味? どういう所で聞いたの?という私の質問に、彼は次のように説明してくれました。 “実は先日授業中に隣の部屋から校長先生の大きなくしゃみが聞こえてきました。(彼のクラスは校長室の隣です。) その時先生が大きな声で笑いながらレス ユーと言ったのです。 あまりに大きなくしゃみだったので、静かにという意味で言ったのでしょうか。”

なるほど、くしゃみね。
それは静かに!ではなくお大事に!という意味のBless Youです。 英語圏の国ではくしゃみをすると必ずBless Youと言われます。 これはお大事に!という意味で使われていますが、それではどうしてこう言うようになったのでしょうか? 

The Great Plague または The London Plague といわれる1665年のロンドン大疫病。 この年、この疫病による死者は約7万人とも言われています。 中世のヨーロッパを苦しめたこの疫病 Plague または Black Plague (ペストまたは黒死病とも言われる) は人々の生活に深く関わりあっていました。 このPlague の症状は身体中にできる斑点とくしゃみでした。 そのような事情からくしゃみをする人がいると、“この人はもうPlagueにかかっていて助からないのだろう。 せめて死後神の恵みがありますように。” という意味を込めて May the Lord bless you! May God bless you! と声をかけたのが始まりです。 現在Bless You または God Bless You には簡単な挨拶程度の意味しか込められておりませんがこのような悲しい歴史があったのですね。 ちなみに私は普段 Bless You のほうを使っています。 というのはキリスト教の国である英国では、“神”つまり God または“主” Lord の恵みを祈ったわけですが、現在のロンドン、様々な宗教の方で溢れております。 その方達の反応を考えますと神を省かせていただいた方がセーフかなという気持ちからBless Youを使っているわけです。 私がオーストラリアの高校へ通っていた頃は仏教徒にはBuddha Bless You などとふざけていたものですが、こういう歴史的な背景を考えますとちょっと不謹慎でしたね。 今反省しています。

最後にこの黒死病に関係した童謡をご紹介します。

A Ring A Ring Of Roses

A ring a ring of roses

A pocket full of posies

A TISSUE! A TISSUE!

We all fall down

A ring a ring of roses : 黒死病の症状である赤い斑点を象徴しています。
A pocket full of posies : 黒死病は空気伝染病なので新鮮な空気を吸う事が予防だと
  信じられておりました。 そのために花束を持ち歩いたそうです。
A TISSUE! A TISSUE! : もう一つの症状であるくしゃみを象徴しています。
We all fall down : こうなるともう助からないので皆倒れるというわけです。

 

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